障がい児のお泊まり開始時期
そう君は小学5年生まで1度も親と離れて寝たことがありませんでした。
そんなそう君が小学5年生の頃、児童発達支援の時代からお世話になっているデイサービスでショートステイのサービスが始まりました。
慣れた場所でのショートステイならお泊まり出来るかも!とパパを説得し利用を始めることができました。
もともと睡眠障害もあったそう君ですが、普段から関わってくださっている慣れた先生と一緒にお泊まり出来ると言うことで、初日からすんなり寝て帰ってきてくれました。
初回は、いつ連絡があっても良いように夫婦でソワソワしながら連絡を待っていましたが私達の心配をよそに落ち着いて過ごし帰宅しました。
初回から成功体験を積み重ねることが出来たのは本当にラッキーだったと思うし、普段お家で過ごすタイムスケジュールを組み込んでくださった先生方には感謝しかありません。
現在は、普段と違う時間に入浴や浣腸をしてもすんなり受け入れが出来るようになり、本人の中での「スケジュール通り」「お家でのルーティンは絶対だ!」と言うこだわりも少しづつ崩すことが出来柔軟さが出てきています。
ショートステイでの過ごし方
はじめは2ヶ月おきの利用でしたが、現在は1ヵ月に1回利用しています。(医療型ショートステイとして利用させてもらっています)
<1日目>
朝 10:00頃 放課後デイサービスでの利用
夕方 17:00頃 ショートステイ
<2日目>
朝 9:00頃 日中一時
夕方 17:00頃 お家へ送り
徐々に本人のペースに合わせ利用時間を伸ばしているところです。
現在は、2ヵ月前からショートステイ後に日中一時を組み合わせ夕方の5時までの利用を行うことにしました。
「俺は帰る」「お昼ご飯も食べない!」と言うんじゃないかと予想してましたが、好きなハンバーグ弁当を注文し堪能して帰って来てくれています。
お互い無理なく、少しづつ親以外の人と安心して過ごせる場所を確保したいと思っていて、いずれ2泊にも挑戦できたらいいなぁと思っています。
高校卒業までに、親と離れて楽しく過ごせる時間がもっと増えてほしいと思っています。
グループホームへの入所
今の時点で、私たち夫婦の目指すところはグループホームへの入所。
大規模施設ではなく、小規模施設で地域の中で暮らしてほしいと思っています。
グループホームへ入所された先輩のママにも聞きましたが、お泊まり体験がある人はスムーズにグループホームでの生活に馴染めていると言う話を聞きました。経験を積むって大事だなと思ったし、そう君も先輩の背中を追ってお泊まりの経験を積み重ねていけたらと思っています。
親としての本音
親としての本音を言うと、出来る限りおうちで一緒に過ごしたいと言う気持ちはやっぱりあります。
ですが、現在40歳の私たち。いつまでも若いわけではないので親亡き後のことも考えてしまいます。
本人の特性を考えると小規模かつ慣れた場所で過ごせたら良いなと思っています。
グループホーム以外の選択肢も考えてはいますが、親なき後はいつ訪れるか分からないしそう君は一人っ子なので夫婦でよく将来について話をしています。
グループホームや重心対応の入所施設も常に空きがあるわけではないし、最悪県外の遠く離れた施設に入所となる場合もあり得ると思っています。
全然知らない土地や場所は、本人も望まないだろうし楽しく過ごせるかといえば現段階では難しいと思っているので、親が元気なうちに安心して過ごせる場所を確保出来たらいいなと思っています。
いざという時のための預け先を考えておく
私の周りのママ友さんたちの中にも、一度もお泊まりをさせたことないという方はたくさんいます。
我が家も、実際今利用させていただいてる預け先がサービスを始めてなければきっと一度も預けることは出来なかったと思います。
実は、その前にショートステイのサービスを使おうと検討していた施設がありましたが、本人が大泣きパニックだったので利用を断念したという経緯があります。(現在の施設でお泊まりを始める1年前のことです)
本人や家族のタイミング、心の準備もあると思います。
お泊まりをはじめて一つ言えるのは、そう君の自立心が芽生えたということです。
お泊まりをきっかけにパーソナルスペースが広がったり、寝るときに一緒に寝なくなったり。スキンシップも激減。いい機会になったなと思っています。
小学校低学年の頃は夜家以外で過ごすなんて無理だろう思っていたし、ある時テレビで80歳のおばあちゃんが60歳近い全介助の息子さんを自宅で預け先がないからと介護してるのを見て私もこうなるんだろうなと思っていました。
なかなか踏ん切りがつかなかったお泊まりの練習、いざという時のためにも思い切って一歩踏み出して良かった!
我が家のショートステイを始めたきっかけ、皆さんの参考になれば嬉しいです◡̈
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