障がい児とくらす家づくり
全国的にも情報が少ない、身体が不自由な障がい児と暮らす住まいの情報。
プライバシーの問題もあって、なかなか表立って情報が外部に出てこないんですよね。
我が家が完成したのはそう君が4歳の誕生日を迎えた1週間後でした𖤘
2歳半の頃にお家を建てようと考え始めたんですが、当時バリアフリー住宅についてネットで情報を探しても高齢者や成人向けの情報ばかり
「廊下の幅は○センチ以上」「スロープの角度は・・・」
私が知りたいのはその情報じゃない
身体の成長を見据えたお家づくりは、簡単じゃありませんでした
当時知りたかった情報
・お家の中でどんな風に過ごしてるか
・室外用バギーから座位保持装置への移乗はどこでやるか?
・オムツの交換はどこでやるか?
・大きくなったらリフト使うの?
・リフトはどんな種類がいいのか?
・福祉車両からどんな風にお部屋に進入してる?
・お風呂上がりはどこでお着替えするんだろう?
・バギーのタイヤ拭いてそのままお家へ入ってる方が多いのかな?
・オムツの置き場所どこにしよう、広さは?
他にも書ききれないほど聞きたいことがあって、特に先輩のお家づくりの失敗談とか聞きたかったな〜。
当時、成人の方も参加されるようなリハビリの会に参加していたのでそこで先輩方に話を聞くけど、1人だけリフトを導入した方がいる程度でほぼ自力でなんとか過ごしている方ばかりでした。
誰に聞いても欲しい情報を得ることは出来なかった。
結局、工務店の社長さんに相談に乗っていただきながら数えきれないほどの打ち合わせにお付き合いいただいて我が家が完成しました。(住宅メーカーによっては打ち合わせの回数に制限がある場合もあるそうです)
お家づくりでやって良かった事
・隣県のバリアフリーモデル住宅を見学に行った
・先輩のお家を見せてもらった
・工務店さんに、こんな間取りが良いと紙に書き出し直接伝えた
・支柱式の浴室リフトを、浴室メーカーの工場で実際に体験しお風呂を決めた
・本人が過ごしやすいだけではなく、親が車椅子になった時を想定し間取りやスイッチの位置まで考えた
実際に目で見て体験出来たことはとても良かったと思います。
障がい児の住まいセミナー
情報が欲しかった当時の私のように、これからお家づくりを始める方に情報を届けたいと思って、先週地元で主催しているサークルケアマミで開催したのが「障がい児の住まいセミナー」
九州4県から52名の方にご参加いただきました。会場は、佐賀県在宅生活サポートセンター。
この施設は、福祉用具や機器の展示のほかにバリアフリーのモデル住宅も併設されており、曜日によって建築士さんに案内していただくことも出来ます。主に高齢者や成人向けの施設のため、小児の情報は少ないですがサークルとして施設をお借りし定期的にイベントを開催できたらいいなと思っています。
当日は床走行リフトの体験コーナーもあり、たくさんの方が実際に見て体験もされていました。抱え上げない介護が小児の世界にもっと広がれば良いなーと微力ながら、SNS以外でも活動していけたらと思っています。
登壇いただいた、(株)神崎工務店福岡営業所の吉村さん、ゆいかママのお話は大変参考になったのではないかと思います。
ぜひ、この情報を全国の皆さんにもお届けできたらいいなと思っています。オンラインとオフライン同時開催も出来るように準備していきたいと思います。
まとめ
障がい児とくらすお家づくり、我が家の情報はこのブログやインスタグラムでも発信していますのでぜひご覧ください。
神崎工務店の吉村さんやゆいかママは、Instagramで有益な情報をたくさん投稿されていますのでぜひ覗いてみてください。
成長を見据えて考えるお家づくりについて、もっと情報を得ることが出来る社会になれば嬉しいな。
微力ながら、個人としても団体としても情報発信を続けていきたいと思います。
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