〜重症心身障害児そう君との日々の暮らし・福祉に関する情報を発信中!〜 YouTubeにて我が家のバリアフリー住宅や福祉機器をご紹介してます! ▶️YouTube

養育里親という生き方

目次

養育里親として

R2年から里親になりたいと動き出した我が家、パパの仕事の関係で研修の日程が合わずまたコロナ禍だったこともあり登録するまでに1年半ほどかかり登録完了したのがR4年でした。

これまでに、何度か児童相談所から打診がありマッチングなどもやりましたがうまくいかず‥。

今回ご縁があり養育里親として里子ちゃんとの生活が始まりました。

里親の種類

里親には4種類あります

①養子縁組里親

②養育里親

③専門里親

④親族里親

我が家は、今回養育里親として活動をはじめました。

 

養育里親とは…

さまざまな事情で親元から離れて暮らしている子どもを一定期間自分の家庭で養育する里親の事を言います。

 

養育里親は、養子縁組をする特別養子縁組とは違い親権は実の親が持つため、同居人ということになります。子どもの年齢は基本的に18歳までと決められています。

なぜ養育里親になろうと思ったのか?

私たちが養育里親に登録した理由は、単純に子育てがしたかったから

養育里親とは別に「特別養子縁組里親」にも登録はしていますが、里親に登録するために必ず必要な登録前研修で私たちの気持ちが固まりました。

児童養護施設や乳児院での研修でこんなにたくさんの子たちが親元で暮らせていないんだという現実に衝撃を受け、もし我が家でも良いよって言ってくれる子が居るならば養育里親として子どもたちをサポートしたいと夫婦で考えるようになりました。

私たち養育里親がやるべき事は、こどもを愛情いっぱいに育てる事

日本は血の繋がりを重視する方も多いけど、夫婦だってもともと血の繋がりは無く結婚して一つ屋根の下で暮らせています。我が家は特に血縁に関してのこだわりはなく、子どもは無条件に愛されて育つものだと夫婦で同じ考えでした。

ご縁あって出会えた子、いつかお別れの時期が来ますがそれまで親御さんに代わって我が子同様大切に大切にお預かりしたいと思います。

心配だったそう君の気持ち

私達が里親を始めるにあたって一番の不安要素がそう君の事。

特に、自閉症で聴覚過敏もあり子どもの泣き声や大きな声は大丈夫かなという点が気になっていました。

養育里親は子どもを自分の家庭に迎え入れて子育てをするため家族も必然的に巻き込むことになります。

私達夫婦がやりたい事のためにそう君の負担にならないかな?

13年間1人っ子で私達夫婦の愛情を独り占めしていたのに、急に他の子が来て寂しい思いをしないかな?

考えはじめるとキリがないほど心配な面はありましたが、私達が思っていたよりもそう君はお兄ちゃんでした。

泣き声に苦痛な様子もさほどなく、近くに寄るとヨシヨシしてくれて里子ちゃんのボディーイメージも付いた様子。

「近くに連れて来て欲しい」という行動をしたり、帰宅すると私の頭を撫でてくれるルーティンがあるんですが母より先に里子ちゃんの頭を探して撫でてくれたりと成長を感じています。

もちろん、良いことばかりではなく夜中の物音にたまにイライラする様子もありますがパニックになるほどでもなく、今までとほぼ変わらないリズムと精神状態で生活が出来ているのかなと感じています。

初対面の時はモジモジ&得体の知れない存在にドン引きしていましたが何度もお泊まりの練習を重ねて少しずつ慣れてきています。

里子ちゃんのことに関しては、毎日のように繰り返し説明し無理強いせずゆっくりと受け入れてもらえるよう夫婦で準備を進めました。

今では、私達が手が離せない時に里子ちゃんが泣いたりしてるとロッキングチェアに乗って音楽を鳴らして10分ほどあやしてくれたり、本人はそう思ってないかもしれないけど 笑 とっても助かっています。

障がい児子育て家庭の2人目問題

私がそう君を出産したのは26歳の頃、そう君を出産して長い間悩んだ2人目のこと。

2人目が欲しいと言うパパと何年も話し合って来ましたが、私の気持ちは死産や胎児期での障がいの告知の体験などをしているため出産が怖い事、妊娠中は全く動けなくなる事、不安定な時期が続いていたそう君のことを考えると2人目を迎えたいと言う気持ちにはなれませんでした。

だけど、私の中にずっとある2人目に対するモヤモヤとした晴れない気持ち。

そんな時に見つけたのが「産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ」という本でした。

楽天ブックス

他にも色々な本を読んで、産めないけど育てる事は出来るんだと養育里親、特別養子縁組の道へ進みました。

子育てが大変すぎて、到底2人目なんて考えられないという方も多いと思いますが色々な選択肢もあるんだと知ってもらえたら嬉しいです。

終わりに

我が家は、ここ2年ほどで環境がガラリと変わりました。

パパがお仕事を転職したり、S N Sでの情報発信や障がい児家族のサークルの立ち上げ、里親としての活動、全て自分たちで決めたことなので楽しい毎日を送っています。

老後、あれをしておけば良かったと後悔しない人生をこれからも生きようと思っています。

現在、生活リズムを掴むのに精一杯でInstagramの更新が滞ってますが、落ち着いたらこれまで通り更新出来たらと思っていますので我が家の新たな生活を応援していただけると嬉しいです。

なお、養育里親には守秘義務がありますので今後里子ちゃんのことをお話ししたりSNSでお写真を出したり、どんな子を預かってるなどは一切お話しすることはありませんがこんな生き方もあるんだな〜程度に知ってもらえたら嬉しいです♪

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

ご覧になられた方の参考になれば嬉しいです!

この記事を書いた人

◌特別支援学校に通う一人息子そう君13歳
◌重症心身障がい児▸ 自閉症・全盲・ウエスト症候群
◌築10年目のバリアフリー住宅でのくらし𖤘
◌そう君ママ▸障がい児(者)ご家族のためのサークル「ケアマミ」代表
      ▸サポートブックストアkinari(きなり)店主
◌YouTube『重心っコのくらし』チャンネル(そう君パパ運営)

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次